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【第1回捻挫について
一度は捻挫(ねんざ)を経験した事のある方は多いでしょう。
今回はその捻挫について解説したいと思います。
●捻挫とは?
大きな力が関節にかかった時に、関節を支えている靱帯などの組織が傷ついたものとされています。また、もっと 大きな力が関節にかかると結果とし断裂(ちぎれた状態)をした時に関節脱臼を起こします。

●捻挫の原因
スポーツが一番多く、次いで交通事故によるものが多い様で、部位では足、指、膝、手首など手足の関節が多く、時に首などもあります。頸椎捻挫や関節がグラグラするような場合、痛みや腫れが強い場合は、医療機関を受診する必要があります。突き指は指関節の捻挫で、指を引っ張ったりする事は 関節の組織を痛める事になるのですべきではありません。

●捻挫の種類
部分断裂(一部分がちぎれる) 完全断裂(完全にちぎれる)
部分断裂靱帯が伸ばされその靭帯の一部が断裂され た状態。すぐに痛み、腫れ、内出血が出現する。 この場合、関節は動かす事が出来る。 完全断裂靭帯が完全に断裂された状態。強い痛み、 腫れ内出血が直ちに出現する。この場合、 ほとんどにおいて関節を動かす事は出来ない。

●対処法は?
捻挫治療で最初に行う事は、RICEと覚えておくとよいと思います。

●『RICE』処置とは?
Rest :安静↓患部を動かさない事です。
lcing:冷却↓氷水などで冷やすと良いでしょう。
Compression :圧迫↓包帯等で巻き圧迫しておけば、安静にもつながります。
Elevation  :挙上↓捻挫したところを心臓より高い位置に置く事で腫れを少なくする事ができます。
ケガをすると、腫れや痛みなどの炎症を起こします。そのままにしておくとダメージはさらに広がり、回復を遅らせる事もあります。アイシング(冷す事)は、腫れや痛みなどを抑えてダメージを最小限にとどめ、回復を早める手助けとなります。捻挫が発生してから二日間は局所の安静が必要です。また関節の周りの組織が治るには約4〜6週間かかると言われています。治る過程で毛細血管の損傷の程度や靱帯などの組織の腫れが治る期間を左右します。無理をすると捻挫とは言え、なかなかよくならないので注意が必要です。

●癖になる理由は…
  1. 捻挫した部分の靭帯が、伸びたままになっている為、安定感がない。
  2. 通常ならば柔軟な組織に修復されるものが、硬い組織に置き換わっている為、柔軟性がなくなっている。
  3. 捻挫した部位の周りの筋肉の緊張が残っている場合、疲労しやすい筋肉になっているし、捻挫しかけた時に、瞬時に立て直すだけの反射が効かないからです。
●注意事項
  1. 軽症・重症にかかわらず、医療機関を受診するまでは、体重を受傷部位にかけない。
  2. たとえ軽症であっても、十分な固定をしてもらう。
  3. 家庭では、冷却(冷す)・高挙(心臓より高くする)・安静を保ち、炎症の早期回復に努める。
最後に以上のように捻挫を甘く見ていると癖になり再発する恐れがあります。まず、予防として筋肉に疲労をためないようにするという事。万が一捻挫を起こした時には、放置せずに上記の注意事 項を参考にし適切な処置を行って下さい。
リハビリテーション科 鎗水崇文
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